・レンヌってどんな街?
・レンヌの見どころは何?
・レンヌ観光の楽しみ方は?
・どうやってレンヌまで行ける?
という疑問に答えます。
留学で1年以上レンヌに滞在したからこそ、メインの観光スポットにもちろん訪れたことがありますし、フランス人から評判のいいお店を教えてもらうなどして色々とお店巡りをしました。
この記事では、レンヌの魅力や1日で楽しめる観光スポットを地図付きで紹介しつつ、最後にパリからレンヌまでの行き方も解説します。
レンヌにはハンドメイドのお店や安くてかわいいアクセサリー・雑貨を取り扱ったお店が多く存在するので、ショッピングを思う存分楽しむことができます。
そのため、買い物が好きな女性はきっとレンヌを気に入ると思います。
この記事を読み終えたころには、レンヌ観光にきっと興味を持つでしょう。
目次
ブルターニュ地方レンヌの概要・魅力
レンヌ(Rennes)はフランスの西郡に位置するブルターニュ地方の中心都市です。
パリからのアクセスはTGVで2時間未満、世界遺産モンサンミッシェルへもバスで1時間程とアクセスが良く、モンサンミッシェルに行く際の経路としてよく使用されます。
ブルターニュ地方は、1532年にフランスに統合されるまでブルターニュ王国という独立国家であったため、独特のケルト文化が今でも残っています。
そのため、街中にはカラフルな木組みの建物を見ることができます。
食べ物に関しては、ガレットやクレープ、塩キャラメル、クイニーアマンなどのバターを使用したものが名産品として挙げられます。
レンヌ内にはメトロとバスが通っており、移動が楽です。
ショーウィンドウを設けているお店が多く、このように外から商品を眺めることができるので、街を歩きながらのショッピングが楽しめます。
観光スポット(建築物や自然)
メリー広場
レピュブリック駅を北に進むとすぐ近くにあるレンヌ市庁舎とオペラ座は、広場を挟んで向かい合わせになっています。
オペラ座が凸を形であるのに対して、市庁舎が凹の形と、ぴったり組み合わさるように作られているのがポイントです。
(仏語:Place de la Mairie)
ブルターニュ高等法院
1554年に建設されたブルターニュ高等法院は、ブルターニュが繁栄していたことを合わすシンボルの一つです。
ブルターニュの国旗のモチーフとなっているオコジョなど、ブルターニュのシンボルが建物に装飾されています。
内部の見学もできますが、観光案内所やホームページから90分間のガイドの予約をする必要があります。料金は大人7.20、子供4.60€(7-18歳)、7歳未満は無料です。(予約はこちらから)
夏の期間には夜間にプロジェクションマッピングを行っています。(参照URLはこちら)
(仏語:Parlement de Bretagne)
サン・ピエール大聖堂
ゴシック式であった教会が何度も再建されて現在の形になったサン・ピエール大聖堂は、レンヌ観光には外せません。
外観からその巨大さに圧倒され、内部入ると、パイプオルガンや金色に輝く内部の装飾に驚かされます。
(仏語:Cathédrale Saint-Pierre de Rennes)
旧市街地
レンヌの木組みの建物といえば、この旧市街地の建物が代表的です。
1720年にレンヌで大きな火災があったのですが、この地域は火災から逃れることができたため、当時の建物の姿が残っています。
この付近のサンミッシェル通りは『rue de la soif』とも呼ばれ、直訳で『喉の渇きの道』という意味です。この付近はバーなどのお酒を提供するお店が多いことからそう呼ばれています。
ただ、酔っぱらいのせいで夜間は危険な地域ともいわれているので、夜間の一人歩きは避けたほうがいいでしょう。
(仏語:Le Vieux Rennes)
サンジョルジュ宮殿
1670年に建設されたサンジョルジュ宮殿は、残念ながら内部に入ることはできません。手入れの行き届いたフランス式庭園を外から見て楽しむことになります。
(仏語:Palais Saint-Georges)
タボール公園
散歩やピクニックの場所として地元民も集まる10 ヘクタール以上もある巨大な公園では、イギリス式の庭園やフランス式の庭園があり、様々な植物を鑑賞できます。
特にバラ園では、何種類、何色ものバラが咲きとてもきれいです。(見ごろは6月)
(仏語:Jardin du Thabor)
買い物スポット
リス・マーケット
毎週土曜日の7:30~13:30にリス広場で開催されるマルシェは、フランスで2番目の規模を誇っており、とても賑わっています。
新鮮な野菜や果物、肉や魚などの生鮮食品はもちろん、チーズやパン、スイーツなど多くの商品が並びます。
活気があり、ただ歩いて見てまわるだけでも楽しいですが、屋台フードを購入して食べ歩きをすると更に楽しいでしょう。
(仏語:Marché des Lices)
ティ ブレッツ(雑貨屋)
ブルターニュをモチーフにしたグッズを購入したい場合はここに訪れるべきです。
Tシャツ、マグカップ、エプロン、トリスケルのアクセサリー等を購入することができます。
ビスケットやキャラメルなどのお菓子が、ブルターニュらしい柄のかわいい缶に入って売られています。
(仏語:Ty Breiz)
クレイジー レピュブリック(服屋)
モザイク建築で有名なオドリコ氏によってデザインされた特徴的な建物を観て楽しむことができます。
クレイジーレピュブリックというブランドは、カラフルな服やシンプルなデザインの服、安いものから高いものまで取り揃えているので、気に入る服を見つけやすいでしょう。
(仏語:Crazy Républic)
ル ファイエ(本屋)
レンヌ中心部にある大きな本屋さんで、入口付近には、ブルターニュ地方に関する本を集めたコーナーが設置されています。
かわいいポストカードやノートなどを購入したい場合におすすめです。
(仏語:Librairie Le Failler)
シネ・アフィッシュ(映画雑貨)
映画好きは必見ですが、店内の雰囲気が独特なので映画好きでなくても、店内を見ているだけでも楽しめます。
映画のポスターやポストカードが数多く販売され、フィギュアなども売られています。
ポストカードは下記ツイートの画像参照。
Ciné affiches
色んな映画のポストカードが1€で売られていて、見ていて楽しい!
映画のポスターも売ってる! pic.twitter.com/x8ousQWyyZ— まりん🇫🇷レンヌ留学中/日仏カップル (@fr_mrn) October 26, 2019
(仏語:Ciné Affiches)
コロンビアショッピングセンター
化粧品や服、アクセサリー、靴、雑貨など、約70店舗が集まっています。
化粧品類では、フランスで人気コスメのセフォラ(Sephora)や、ナチュラルな素材で作られたイブ・ロシェ(Yves Rocher)がありますし、学生でも買いやすいお値段の服屋であるNAF NAFやMORGANなどがあります。
(仏語:Centre Commercial Columbia)
おすすめの食べ物が買えるお店
ル フゥルニ ヴァスロ(パン屋)
いつ訪れても列ができているほど、とても人気のあるパン屋さんです。
通常のバゲットが美味しいのはもちろんですが、ここでは菓子パンやマフィン、クッキー、ケーキの等の種類が多いのが魅力です。
小さい一口サイズのものも購入できるので、いろんなものを少しづつ味わうことができるのも嬉しいです。
ブルターニュ地方名物であるクイニーアマンを試したい場合は、ここのパン屋さんで購入することをおすすめします。
甘~いキャラメルとサクッサクな食感の組み合わせが最高に美味しいです。
(仏語:Le Fournil Vasselot)
ダニエル(洋菓子店)
フランス文化の最も優れた継承者にふさわしい高度な技術を持つ職人に授与される国家最優秀職人章を受賞した経験がある、ダニエル氏創業の洋菓子店です。
ケーキ、チョコレート、マカロンが主な売りです。
レンヌ市内のデパート内で持ち帰りのみの販売しているなどいくつか店舗はありますが、こちらでは店内の飲食が可能です。
(仏語:Patisserie Daniel Magasin des Halles)
ラ クリエ マルシェ
毎日営業している屋内のマルシェです。野菜やお肉が売られていますが、ここで買うべきものはボルディエのバターです。
バターが名産のブルターニュ地方でも特に有名なブランドです。木べらを使用してバターの形が整えられます。
有塩バターはもちろん、そば粉入りのバター、燻製された塩入りのバター、フランボワーズ風味のバターなど変わったバターを125g、3.30€で購入できます。
フランスの美味しいバゲットと一緒に塩気のあるボルディエバターの組み合わせが最高に美味しいので、私自身、いろんな種類を何度も購入しています。一番のおすすめは、塩気の強い海藻入りバターです。
月曜~土曜:9時~19時(金曜日は19時半まで)
日曜日:9時~13時
(仏語:La Criée Marché Central)
レンヌ観光スポットの地図
パリからレンヌまでの行き方
パリのモンパルナス駅からレンヌまでTGVを利用して1時間30分~2時間弱です。
TGVのチケットはRAIL EUROPEのサイトから予約できます。
下記のように、日本語で時刻も料金も検索できるので安心です。
まとめ:レンヌの特徴・魅力
・観光のメリット
⇒ 特徴的な建築物、自然を楽しめる
・交通の便がいい
⇒ パリからTGV 1本、2時間未満
⇒ メトロや徒歩で市内の移動が簡単
レンヌの中心はお店が密集しており、上記で紹介した以外にも素敵なお店はたくさんあります。
独特なケルト文化の残る街を歩きながら、偶然素敵なお店を見つけるのはレンヌ観光の醍醐味です。
モンサンミッシェルに行くためにレンヌを通過するだけではなく、レンヌをしっかり観光してみてはいかがでしょうか。