勉強しているのになかなか身につかない。
計画通りに進まない。
目標の立て方がわからない。
勉強が続かない。
東大合格を目指すことを扱った「ドラゴン桜」をご存知の方も多いのではないでしょうか?
「勉強が得意でない。そもそも好きではない。」という方でも、自分にあった勉強法を知ることで、勉強に対する苦手意識が減らすことあ可能です。
本記事では、一部例を取り上げながら書籍の内容を解説していきます。是非一読ください。
目次
学びには型がある。保全型と拡散型2つのタイプ
思ったように学習を進められない、結果に繋がらないのは、自分の「個性」に合わせた「学びの型」を知らないからです。
結論からいうと、学び型に関して人は「保全型」と「拡散型」の二つに分けられます。自分がどちらの型に当てはまるのかによって、最適な学び方が異なります。
自分の特性を理解し、自分に合った学び方ができる人は成功します。
では、自分はどちらの型に当てはまるのか?その判断に、FFS理論が使われています。
FFS理論とは?
FFS理論は、「ストレスと性格」の研究において開発されたもので、人が持つ固有の特性(思考行動パターン)を5つの因子とストレスで数値化するものです。5つの因子は、「凝縮性」「受容性」「弁別性」「拡散性」「保全性」で構成され、この組み合わせによって、その人が持つ潜在的な強み(と、弱み)を客観的に把握することができます。
簡単に言うと、いくつかの質問に答えていくと、5つの特性の中から自分の個性に影響を与えているものを特定でき、自己理解を深められるということです。
学びに関しては、特に「拡散性」「保全性」が強く影響します。
自分が「保全型」「拡散型」どちらに所属するのか、書籍の中で簡易に自己診断できる上に、読者特典としてWeb上で本格的にFFS診断することも可能です。
「保全型」=積み上げ型、「拡散型」=体験型
では、自分は保全型と拡散型どちらに当てはまるのか気になりませんか?
この問いについて考えてみてください。
気になる本は同時にいろいろ読む→拡散型
一冊を読み終わってから次の本を読む→保全型
拡散型:面白いと思ったらすぐに動くタイプ
・自由に動けないとストレスに感じる
・教科書通りに学ぶことが苦手
・他人とは違うことをやりたいと思いがち
保全型:着実にひとつずつ物事をこなしていくタイプ
・計画してから準備して取り掛かる
・正解のないことを考えることが苦手
型によって目標設定も計画の立て方も異なる
型によって、ストレスに感じることが異なります。
「予定を守れないこと」がつらい、「予定がある」ことがつらい、どちらに当てはまりますか?
保全型は、着実にこなしていくことが大事なので、1日ごとのノルマを決めるといいです。また、毎日成長を実感することが重要なので、身近で達成しやすい目標設定が◎。
一方で、拡散型は、決められたものをこなさなければならないという「タスク」になると、重圧を感じてしまうので、一定の期間の中(例えば5日間)のノルマを決め、1日にやることはその日の気分で決めるといいです。身近すぎる目標設定はワクワクしないので、大きめな目標を立てることが◎。
本の詳細
本記事で紹介したことは、ほんの一部の例です。
書籍では、より詳しく、ドラゴン桜のシーンを取り入れながらわかりやすく解説しています。(本記事の最後に、書籍の目次を記載しておきます。)
書籍のWeb診断特典で自分の個性を診断できますし、個性に合わせた最適な学習方法を把握できるので、今後の目標設定や学習計画を立てることにとても役立ちます。
おさらいですが、自分の特性を理解し、自分に合った学び方ができる人は成功します。
自分に合った効率的な学びの方法を知り、ご自身の学習の仕方を改善したい!パフォーマンス向上に繋げたい!という方は是非書籍を読んで見てください。
お子さんがいる方は、どのようにしてお子さんを動機づけさせてあげると良いのか、どんな体験をさせてあげるととよいのかのヒントを得られます。
【目次】
【第1章】~あなたはいきなり水に飛び込めるタイプですか?
学びには「型」がある
【第2章】~「“カタ"がなくてお前に何ができるっていうんだ」
「型」の重要さを意識する
【第3章】~保全性は「世界の標準化」、拡散性は「守破離」を目指せ
自分の「型」を磨く
【第4章】~科目の「得意」「苦手」は「型」が合っていないだけかも
苦手に「型」で向き合う
【第5章】~あなたが達成しやすい「目標の立て方」がある
「型」と目標設定
【第6章】~「予定を守れない」が辛いか 「予定がある」ことが辛いか
計画を「型」で管理する
【第7章】~「歯を磨くように」勉強する境地に達するために
「型」が日常になる日
【第8章】~究極の学びは「自分を知る」 それには「他人」が欠かせない
競争と「型」で究極の学びへ
【コラム】小さなお子さんの個性を推測する方法