3つのビジネスタイプ(Vitamin・Painkiller・Candy)

まりん
フランス語学習について発信し、グローバルIT企業で全社のマーケティングを手掛けている、まりんです。

 

フランス語学習×ビジネススキル獲得のため、フランス語で学んだことを発信していきます。

今回は、マーケティングに関わる発信をしているYann Leonardi氏のYoutube動画「Vitamine, Pain Killer ou Candy ? Les 3 Types de Business qui changent votre Marketing」の内容を要約しました。

ビジネスタイプは3つの異なる種類に分けられ、それによってマーケティング戦略が変わってくるというものです。

 

フランス語を学習したい人、フランス語を学習していないけれどフランス語で発信されているマーケティングの情報を得たいという方は是非参考にしてみてください。

ビジネスタイプは3つに分けられる

①ビタミン
生活改善や生産性を高めるもの

②鎮痛剤
顧客が抱える痛みを、プロダクトが抑える

③キャンディー
コミュニティやゲームなど、気晴らしのためのプロダクト

①ビタミン(Vitamin)

生活改善や生産性を高めるもの。鎮痛剤タイプよりも顧客の継続利用を促しやすい。プロダクトが良いものであるなら、購読型のビジネスを実装するといい。

私達のプロダクトは優れているという一般的なメッセージは避け、特定の顧客に向け顧客の利点のみを発信すべき。3つのタイプの境界線は時々曖昧であり、認知は人の環境による。
ビタミンは時々鎮痛剤顧客向けにもなる。だから、良い文脈で、正しいターゲット顧客に向けて発信をすべき。

スターバックスはビタミンの成功モデルである。
人々がスターバックスを手に持ちながら歩くと、スターバックスのロゴが他の人にも届く。

特に高級品を扱う場合は、実際の価値と比較して、知覚価値の拡散が有効になる。だからこそ、ビタミンのプロダクトを売る場合は、どうやって知覚価値拡散を改善できるのかに注力すると良い。

②鎮痛剤(Painkiller)

顧客は痛みを抱えているので、プロダクトの必要性を説く労力は少ない。新規顧客獲得が強い一方で、継続利用をしてもらうには、顧客にまた痛みを思い出してもらう必要がある。

あるe-コマースの企業が荷物と一緒にキャラメルを入れた。すると次回、その企業のことを思い出す顧客の数が増えた。

③キャンディー(Candy)

コミュニティやゲームなどの気晴らしのためのプロダクトであり、利用者の習慣を作る。
事前に定義された閾値に沿ったアクティブな利用者を、最大限に増やす重要性を把握しておく必要がある。

そして顧客の行動を深く特定し、継続利用を促すことや、プロダクトの軸となる物語を作る必要がある。例えば、Tinderは出会いを作ることが軸であると捉えられてしまうが、それでは利用者は一度出会いがあると、継続利用をしなくなる。彼らが提供しているのは、合法的な旅行。スワイプをするたびに新しい顔が出るという保証の元、継続利用を促している。

 

継続利用顧客を増やすためには、物語の軸を推し進めるために、プロダクトを捻じ曲げるべき。

結論

どのタイプが優れてるということはない。取り入れるアクションに集中できるように、どのタイプのビジネスを発展させるかに気づく必要がある。

プロダクトは誰か話しているかによって、同時に3つに当てはまることはある。
Facebookを例にすると、 退屈に感じている人にとってはキャンディー、バカンスの写真のフォルダ整理に使う人にとってはビタミン、周囲の人との関係性を維持する唯一の手段としている人には鎮痛剤となる。

ビジネスを成功させるなら、まずは一つのビジネスに集中をして発展させる。同じように、ローカライズを行ってから、全世界に発信すると良い。

どのタイプのビジネスを成功させたいかわからない場合は、一つのタイプを選び、戦略を採用していきましょう。

 

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