社会人留学後に国内での転職活動を有利に進めるための4つのコツ

・社会人留学後の転職活動が不安

・帰国後のキャリアが不安だから留学に行こうか迷ってる

・社会人留学は転職活動に不利になるんじゃないか

そんな不安を抱いている方に向けた記事になります。

結論から言うと、転職活動のやり方次第では留学の経験をプラスにすることは可能です。

というのも、私は社会人留学でフランスに長期語学留学をしていたものの、国内で転職活動を行い、日系・外資企業から内定をもらって無事に就職できたからです。

カジュアル面談のみや途中で選考を辞退したものを含めて数多くの企業と面談し、留学経験を転職活動でうまく活かすコツをつかんだからこそ内定をゲットできました。

本記事では、社会人留学を転職で有利に進めるための4つのコツを、私の失敗談も交えながら紹介していきます。

ちなみに私は社会人経験2年+留学1年以上で転職活動を行ったので、同等以上の社会人経験がある方に特に参考になると思います。

1. 留学経験に好意的な企業に応募する

「WELCOME」という形の風船のイラスト

留学経験をネガティブに受け取る企業とポジティブに受け取る企業がありました。
だからこそ、留学経験をポジティブに受け取ってくれる企業を受けると楽です。

それはどんな企業かというと、「業務で語学力を活かせる」「外国人社員がいてグローバルな環境」「外資系企業」などです。

入社後に語学力を身につければOKという会社もありますし、語学力にそんなに自信ないという方でもグローバルな会社にどんどん挑戦していいと思います。

2. 前職の経験、留学経験が役立つ求人に応募する

喜ぶ会社員のイラスト(男性)

1.前職の経験を活かせる仕事 + 語学を活かす仕事
2.前職の経験を活かせる仕事 + グローバルな環境
3.留学中に得たスキルが役立つ仕事
(プログラミング留学 ⇒ 帰国後はプログラマーなど)

全くの未経験職種や留学したことに関係ない職に応募するより、上記を満たす求人に応募したほうが合格率は高いです。

私の場合前職がSIerの営業だったので、同様の仕事では外資系でもすんなりと面接で通過できましたし、企業からのスカウトメールなどもたくさん来ました。
また、違う業界の営業職で語学やグローバルに関係ある求人に応募してもほとんどの面接で通過できました。

一方、未経験職種かつ語学を使用せずグローバルとはかけ離れた求人に応募したら全落ちしました。

実体験として、未経験職かつ留学した理由と関係ない仕事に応募すると、採用への道は遠いと感じました。

第二新卒枠でポテンシャル採用がまだ見込める歳ではあったものの、前職の経験を活かせる仕事のほうが企業への受けはよかったです。

「○○に興味がある。未経験だけどやりたい」よりも「前職の経験を活かして~したい」といったほうが明らかに面接での通過率は高まります。

3. 留学したこと自体をアピールしない

マスクを付けた人のイラスト(アジア人女性)

留学経験をポジティブに受け取ってくれる企業であっても、「留学に行きました!」だけでは全然アピールにならないです。

留学経験のある社員の方がその企業にたくさんいたり、面接官の経歴が自分の留学経験よりも立派だったりする場合があるからです。

大学院で学位を取ったり何か特別なことを成し遂げたのなら留学中の経験をアピールしてもいいかもしれませんが、少なくとも語学留学の場合、留学の経験よりも前職での経験をアピールすることのほうが重要です。

留学の話をしたいのであれば、留学の体験を一例にして自分の長所をPRしたり、留学の経験を通じてこれからやりたいと感じたことを伝えましょう。

私は行動力があります。留学先で仕事を探すときに何件ものお店に直接履歴書を持って行って雇ってくれるように頼みました。

4. 帰国直後もしくは帰国前からすぐ就活する

カレンダーを見る人のイラスト(女性)

短期留学であれば留学中は現地での活動に集中したほうがいいですが、長期留学の場合は帰国1ヵ月前くらいを目安に転職エージェントや転職サイトへの登録をオススメします。

エージェントに登録してすぐに企業に面接に行けるわけではないですし、すぐに転職活動を始めれば面接官からの印象もよくなります。
なんといっても、転職活動を早く始めれば万が一転職活動がうまくいかなくてもやり直しがしやすいです。

私は帰国の約1ヵ月前から転職活動を始め、帰国後1ヵ月以内に面接受けた企業からは「帰ってきたばかりなのにもう転職活動してるの⁈偉いね」と言われてました。

実は最初の1ヵ月は転職活動がうまくいっていなかったので、仕切り直して帰国後1ヵ月経ってから応募した企業もありました。

その企業に対して「実は面接するの初めてなんです。」といっても普通に何の疑いもなく受け止めてくれたので、やはり早めに行動すると転職活動が難航した時にも役立ちます。

帰国後のブランク期間を長引かせないためにも、できるだけ早めに転職活動を開始しましょう!

まとめ:転職活動を有利に進めるコツ

■留学経験を肯定してくれる企業を受ける
・語学を活かす仕事
・グローバルな環境
・外資系企業

■前職の経験や留学で得たスキルを活かせる職に応募する
・未経験、留学の理由と関係ない仕事への応募はキツイ

■留学したこと自体をアピールしない
・前職の経験をアピールする
・留学の経験は補助程度に

■できるだけ早く転職活動に取り掛かる
・最初に転職失敗してもやり直しがきく
・ブランク期間をなるべく作らない

社会人経験2年で語学留学に行った私でも再就職できたので、もっと職歴がある人や語学留学よりも高度な留学をする人は、帰国後の仕事探しはもっと簡単になるのではないでしょうか。

転職活動をしているとだんだんコツを掴んできます。
行動の仕方次第で留学経験をプラスの結果にできるので、留学に行くかどうか迷われていえる方は思いきって留学に行ってしまったほうが後々後悔しないと思います!

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