こんにちは。まりんです。
留学するためにキャンパスフランスへの提出が必須な『志望動機書』。
どうやって書けば問題がないのか気になりますよね。
志望動機書に含むと良い項目の解説と、私が提出して審査に通った志望動機書の例文を公開したいと思います。
目次
こんな志望動機はダメ!
「外国人と付き合いたいから海外に行きたい!」「フランス滞在中にヨーロッパ旅行したいから!」「仕事に疲れたからとりあえず海外で現実逃避したい!」
これらはNGです。「ビザ無しで3ヵ月未満の旅行で行ってね。」「ワーホリでいいんじゃない?」と判断されてしまいます。
どんな内容なら志望動機は受け入れられるの?
「学びに行くこと」それが留学の本質です。
「MBA取るとかものすごい目標を立ててるわけじゃないし、立派な志望動機じゃないかもしれない…」と、不安になっているあなた!
学びたい理由・留学しなければいけない理由が明確になっていればいいんです。
また、留学のキャンパスフランスのHP上では各自のパターン毎の記入必須項目が公開されているので、自分はどれに当てはまるか確認しましょう。
目標としている語学試験とそのレベルを具体的に挙げ、そのテストあるいはディプロムが何のために必要か、その関連性を明記してください(就職のため、個人的な理由など) 。
どんな項目を意識すれば審査に通るの?
フランス語または英語でオンラインフォームに入力します。文字数は1500ワード。制限を超えるとシステムではじかれてしまいますので注意!
私は語学テストの合格を目的としている場合に当てはまっており、下記項目を記入して審査に通りました。
①何のために留学が必要か、留学経験を帰国後にどう活かす予定か
②なぜそう考えるのか、その考えに至った背景
③なぜフランスなのか
④なぜその教育機関・地域を選んだのか
⑤留学中の目標
もちろんこれらは一例ですので、これに当てはまらずに書いたから不合格になるというわけではないでしょう。
志望動機書の例文がみたい!
「どんな項目を書けばいいかはわかったよ!じゃあ具体的にどんな流れで書けばいいの?」という方へ。
下記が私が提出した内容の日本語版になります。丸パクリは厳禁です!
①日本でのキャリアづくりのために留学が必要だと考える。
②現在、外国語を使うことも、文化に関わることもない仕事を行なっている中で、海外と関わりのある仕事を行うことを諦められない気持ちが強くなった。特に、海外の食文化を日本に取り入れる職に携わりたいと考えている。
③フランスを選んだ理由は、主に2つである。
一つ目は、フランス語を学ぶことで自らの可能性を広げられると考えるからである。フランス語は世界でも話者が多いため、様々な文化を学んで自らの知見を広げることでビジネスに役立てることができると考える。
二つ目は、フレンチは高級料理のイメージがあるものの、フランスの日常生活の料理はシンプルなものであるとのギャップに興味を持ったからである 。
④レンヌ第二大学付属を希望する理由は2つある。
一つ目は、古くからの歴史のある街で特有の文化を体感できる環境であることである。
二つ目は、語学習得に対して意識の高い生徒が多い環境の大学付属の語学学校で、自身の語学力を飛躍させたいからである。
⑤留学中、話す能力に磨きをかけて最低限DELF B2を取得するよう努める。
まずは日本語で下書きしてからフランス語・英語に翻訳すると書きやすいです。
志望動機に使える便利なフランス語表現
- 私は~だと思う⇒Je pense que ~
- フランスを選んだ理由は〇個ある⇒Il y a 〇 raisons pour lesquelles j’ai choisi la France.
- 初めに⇒D’abordまたはTout d’abord
- 次に⇒Ensuite
- 2つ目の理由は~⇒La deuxième raison est que ~
- 3つ目の理由は~⇒La troisième raison est que ~
留学したい理由を深堀しよう
なんでフランスに留学したいと思ったのか、些細なきっかけだったとしても皆さん必ずあるはずです。
「なんで英語圏じゃなくてフランスなのか?」
⇒「フランスの〇〇文化に興味があるから。」
「どうして〇〇文化に興味を持ったの?」
⇒「過去にこんなことを学んだ経験があるから。」
と、自分で質問を深堀していけば面接官に納得してもらえる志望動機作りができるはずです。
「言いたいこと全部書いたら文字数オーバーしちゃう!」という方!
キャンパスフランス面接で志望動機書を元に口頭説明するので、その時に補足説明すればいいのです。
志望動機書はあくまでも簡潔に。
留学前に会話の練習をしておくことが大事
【留学中追記】
話すときに大事なのは『自分の知っている単語・フレーズを駆使して、言いたいことをできる限り伝える努力をすること』です。
少しでも会話を楽にするためには、留学前から会話で使えるフレーズを覚えて使う練習をすることが大切です。
私は留学前にどんどん話せるフランス語と口が覚えるフランス語を使って勉強していたのですが、留学してからは参考書から学んだフレーズを何度も使う場面があり、本当に役に立ちました。
ちなみに何も話せない状態でフランスに行くと、会話が成り立たないので学校で友達を作ることが難しいです。
日本以外の学生(特にラテン系が母語の国出身)は積極的に発言をするので、「文法は理解しているけど話すのは苦手」という日本人は置いていかれます。
結局、会話が苦手な日本人同士でかたまることになってフランス語で話す練習をしないので、フランス語が上達しないという悪循環に陥ることに。
現地で友達を作って楽しい留学生活を送りたいですよね?そのためには、事前に会話に役立つフレーズを覚えて使う練習をすることが大切です。
ちなみに留学前の語学レベルはA2からB1の間でした。
留学前にDELF A2を取得した際の勉強方法や参考書をこちらの記事で紹介しています。
(追記) 上記で掲げていた、留学中にDELF B2を取得する目標を達成しました。
DELF B2を取得した際に使用したオススメの参考書をこちらで紹介しています。