【社会人留学経験者のその後】企業に就職して3ヵ月経ち感じたこと

まりん
社会人でフランス留学を経験し、現在は日本国内で仕事をしている、まりんです。
いつか留学してみたいという方は下記のようなことを疑問に思っているのではないでしょうか?

・留学から帰国した人はその後どんな生活を送っているの?
・実際に語学力を活かして働いてるの?
・留学して後悔してないの?

私は社会人を2年間経験した後、約1年フランスに語学留学をしました。2020年1月に帰国、転職活動を経て3月から日本国内にあるグローバルIT企業で働いています。

本記事では、留学から帰国した人がどんな生活を送っているのかひとつの参考になるように、帰国後私がどんなことをしているかや、帰国後の語学学習との関わり方などを紹介します。

いつか留学に行きたいと考えている方の参考になれば幸いです。

帰国後の仕事と生活

前職はITの営業だったのですが、帰国後もIT企業に営業として入社し、顧客対応しながらマーケティングにも関わったりしています。

留学で学んでいたフランス語は仕事で使用していないです。外資系なので、本社の人と英語でのミーティングがあったり、海外のエンジニア達と英語でチャットすることはあります。

現状は完全リモートワークです。
元々オフィスはあるものの基本的にシェアオフィスで仕事をするような会社ではあったのですが、コロナの影響もあり全員在宅勤務ということで、入社してから3ヵ月間1度も出社していません。

急遽リモートワークになった会社で働く人からよく聞くのが「在宅勤務だとできること限られるし、暇。」という言葉。
私の会社の場合、元々リモートワークを前提にしているからこそ、オンラインで社内ミーティングや商談、作業を行える体制が整っていてバンバン仕事ができるので、在宅勤務といえどかなり忙しいです。

留学中はあんなに自由な時間があったのに、働くと自由な時間が極端に減るということを強く感じています。
在宅勤務で通勤時間がないにも関わらずです。(むしろ通勤時間があったほうが、電車内での自由な時間を確保できたかも?)

コロナ疲れ、特に仕事に慣れるまでは緊張続きで疲れて早く寝てしまう、自由時間も仕事に関連することの勉強をしたりと、あまり余裕がないからこそ余計に自由時間がないと感じていたかもしれません。

ブログを書くのも約3ヵ月ぶりで、やっと最近余裕が出てきたところです。

帰国後のフランス語との関わり

少ない自由時間を全てフランス語の学習に充てるわけにもいかないので、正直なところ、フランス語の勉強時間は圧倒的に減り、フランスの情報にも疎くなりました。

現状フランス語に触れる機会は、フランス人彼氏とのやり取りやフランスの友達とのメッセージ交換くらいで、話すのは2週間に1度くらい。
元々「帰国したら日仏交流会とか何かイベントに参加してフランス語使う機会作ってみようかな」と思っていましたが、コロナで外出できなかったので特に無し。

このようにフランス語から離れた生活を続けたからこそ、日常的なやり取りのみでは語学力は上がらないと実感しており、意識的に勉強する必要があることを痛感しました。(自分が話せる範囲の文法や単語を駆使して、新しいことを覚えないから)

これからも日本でフランス語の勉強を継続しますが、仕事で英語を使用する機会があるので、今は英語の勉強を優先しています。ビジネスで必要とされるのはやっぱり〔英語>>>>>>フランス語〕です。

英語は5月からオンラインレッスンを受け始めて、主にスピーキング力を伸ばすことに注力して勉強してます。

留学経験は無駄ではない

帰国後、フランス語を使用する機会は減り、仕事でも使っていませんが、留学経験は無駄ではなかったと本当に思ってます。
下記が一例です。

自由に使えるまとまった時間が取れた

まず、語学学習に集中できる時間を取れて、フランス語をある程度のレベルまで習得できたことが大きいです。

普通に企業に所属して働くとなかなか時間が取れません。
仮に働きながらフランス語を勉強して今と同じレベルに持っていこうとしたら、何年もかかってしまい、もしかしたら挫折してるかもしれません。

また、時間があると新しいことに挑戦しやすいです。
私の場合はブログを運営し始めて、文章の書き方やブログ運営の手法などを留学中に自分で勉強してました。そこで習得した知識を今の仕事でも活かすことができ、Webマーケの業務の一部を担うことになりました。

ブログを通じて学んだことが仕事に直結しなかったとしても、自分の考え方や行動に影響を及ぼしたので、まとまった自由な時間を使って新しくチャレンジできたのは良かったことだと考えてます。

留学経験をコミュニケーションのネタとして使える

仕事や英会話レッスンで初対面の人と話すことが最近多いのですが、留学経験に興味を持ってくれる人が多いです。
留学の話をすれば、相手の印象に残すこともできます。

フランス語を勉強したことが英語の学習に貢献する

大学生の時から「英語は読めるけど話せない」という典型的なパターンだったのですが、フランスからの帰国後は前よりも英語を話しやすくなりました。
フランス留学中に一切英語の勉強はしていないにも関わらずです。

言語が似ているので、頭の中で文章を作りやすくなっているのだと思います。
また、フランス語を勉強していてつかんだ語学学習のコツを英語の学習にも活かせると考えています。

留学経験があったからこそ今の会社に入社できた

面接で留学経験や語学力を評価されたわけではないです。留学したからこそ自分の思いや考えをクリアにでき、今の会社に興味を持って応募できました。

企業に再就職して感じたこととこれからの目標

自由な時間が減ることはデメリットですが、働いてお金をもらいながらビジネスに必要な知識や考え方を学べたり、企業で働くからこそできることがあったりと、メリットもたくさん感じています。

そして仕事を通じて、新しい目標ややりたいことがいくつかできました。

ビジネスの場ではやはり英語の需要があります。
フランス語を極めて例えば通訳として活躍するのであれば、もしかしたら英語ができる必要はないかもしれないですが、自分が目指したいところは英語もできる必要があるので、これからは英語の学習に力を入れていく予定です。

英語に加えて仕事に関することの勉強もするので、フランス語学習の優先順位が前よりも下がります。

とはいえ、今までフランス語の発信をしてきたのに勉強せずに話せなくなるのは恥ずかしい&いつかは仕事でフランス語を活かしたいという思いもあるので、英語と平行しながらどうやってフランス語を引き続き勉強していくか模索していきます。
オンラインレッスンを受けるかどうかも今後検討の対象です。

さいごに

留学中止・延期を余儀なくされている方々もいる中、留学経験を書くことに少し迷いましたが、リアルな現状や思いを伝えるには今しか書けないと思い、留学した人のその後について、参考までに私の現状を書かせていただきました。

安心して留学に行ける日が来たあかつきには、留学を予定する方々にこの記事が参考になれば幸いです。

今回、新型コロナウイルスの感染拡大につきやむを得ず留学を中止された方、これからの留学を不安に思われている方々に、心よりお見舞い申し上げます。

安全が確保され、安心して海外渡航ができる日々になるよう、一刻も早い事態の終息を願うとともに、皆様のご健康をお祈り申し上げます。

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