・学費が安いところでフランス留学したい
・安く済ませたいけど、フランス国外で留学したくない
・社会人で奨学金もらえないけど、留学を諦めたくない
・地方は安いって聞くけど、情報が少なくて不安
という悩みをお持ちで留学費用を安くしたい方におすすめの地域・学校を紹介します。
というのも、私自身が社会人留学として奨学金がもらえないなか、レンヌ第二大学付属の語学学校CIREFEで1年以上フランス語を学び、留学費用を安く抑えることができていると実感しているからです。
この記事では、『CIREFEで学びレンヌに滞在することで留学費が安くなる理由』『CIREFEをおすすめする理由』『レンヌ留学でできること』を紹介していきます。
この記事を読み終えたころには、レンヌ留学に興味を持っているはずです。
目次
レンヌで安く留学できる理由
パリと比べると物価・家賃が圧倒的に安く、CIREFEの学費が安いからです。
レンヌ周辺の家賃
パリ1番の中心地のm²あたりの土地相場が31€に対し、レンヌは14€です。(参考サイトはこちら)
そしてパリのワンルームタイプのStudioの家賃相場が600~900€に対し、レンヌは約400€です。(参照:パリ、レンヌ)
パリと比較すると値段が2倍近くも違います。また、ルームシェアや学生寮なら更に家賃は安くなります。
Crousという機関が学生寮を提供しており、レンヌ第二大学周辺はChambreという形式で244€、Studioという形式260~360€程で借りることができます。(こちらからレンヌの学生寮の家賃や部屋のタイプを見ることができます)
CIREFEの学費
CIREFEは公立学校のため安く、授業料1600€で1年間フランスに滞在することができます。
1学期13週単位の学期制度をとっており、1週間の授業は16~20時間程です。
授業料 | 期間目安 (2019-2020年) | |
1学期 | 800€ | 9月16日~12月20日 |
通年 | 1600€ | 2月3日~5月22日 |
授業料の他に、全大学共通の大学登録料170€とCVEC90€が追加されます。
1年間で1回の支払いなので、1学期のみの滞在よりも、通年でフランスに滞在したほうがお得です。
そして、授業中に先生から教材が配られるので、テキスト代がかからないです。
ちなみに約3週間、合計57時間の授業である夏季のプログラムも2つあります。
授業料 | 期間目安(2019年) | |
Cours d'été | 590€ | 7月24日~8月12日 |
Université d'été | 880€ | 8月5日~8月30日 |
通年の授業を受けている学生には10%の授業割引があります。
3ヵ月以上の語学留学で学生ビザを取得する場合、週20時間以上の授業をしていると証明してくれる学校に登録しなければいけません。
例えばパリにある私立大学のアリアンスフランセーズで13週授業を受けようとすると、授業料は3100€を超えます。
通常週に265€かかるところ、12週以上の登録なら割引で週に239€になるのですが、それでも膨大な金額です。
もちろん学校によって授業のやり方は異なってきますが、授業料1600€で1年間フランスに滞在できるCIREFEの授業料は大変魅力的です。
CIREFEの特徴・魅力
授業・クラス分け・日本人の数
1クラス約20人で構成され、レベルはA1、A2、B1、B2、C1、C2に分かれており、入学前のテストでクラスが割り振られます。
授業は2時間1コマのものが多く、文法、読解、オーラルなどの授業でフランス語を学びつつ、フランスの文化や歴史を学ぶ授業もあります。
オプションで映画やアートの授業を選択することも可能で、B2レベルからは通常のレンヌ第二大学の授業を受けることもできます。
クラス分け後の数週間、自分のレベルとあっていないと感じたらクラスを変えることができますし、バイトの関係で時間割を変更したいという場合でも、融通がききます。
日本人は比較的少なく、コロンビアやベトナム、アメリカからの学生が多くみられます。
レベルにもよりますが、B1~B2なら日本人はクラスに1人か2人程。学校のプログラムで日本の大学生が来る時期はA1、A2レベルで2~4人いることもあるみたいです。
フランス語初心者でも入学することができ、比較的日本人が少ない環境で勉強することができることがCIREFEの特徴です。
設備面
カフェテリアで3.30€でボリューミーなご飯を食べることができ、売店でサンドイッチやデザートを安く購入することができます。
コーヒーマシーンも学内のいたるところに設置してあります。
また、学校内では無料のWi-Fiが使えます。
フランス語学習者にとって一番嬉しいのは、図書館にDELFなどの参考書がたくさん置いてあり、使い放題であることでしょう。
自分で参考書を追加で買う必要がありません。
アクティビティ
定期的に学校側がパーティや遠足などのアクティビティを開催しており、格安でモンサンミッシェルへの遠足や、ブルターニュ地方の名所周遊ができます。
私も過去にいくつかのイベントに参加していますので、気になる方は下記記事を参考にしてください。
また、通常の授業とは別に、アトリエと呼ばれる自由参加の講義が18時以降に毎週開催されています。
ブルターニュ地方の伝統のダンスを、映画や演劇などを学ぶことができます。
そして、希望者はレンヌ第二大学の学生と一緒になってスポーツができるプログラムに加入することも可能です。
CIREFEは通常の授業以外のアクティビティも提供しているので、勉強以外にも楽しめる要素があります。
ディプロマ・資格試験支援
各学期の終わりにディプロマをもらうことができます。そこで学業を終えたという証明書です。
CIREFEでC1のディプロマをもらうと、レンヌ第二大学に進学することが可能です。もしくは、公的資格試験のDELF B2の取得が大学進学には必要です。
CIREFEではDELF/DALFの資格試験を実施しており、大学で受験申込ができます。(1月と5月頃に実施)
試験の面接官・監督はCIREFEの先生が担当されています。
家の近くで試験を実施していない場合は、他の地域に行ってまで受験をするのは面倒に思えますが、自分が通っているCIREFEで受験できるのは何かと楽です。
希望者向けに、DELFの試験対策の特別授業も行われています。(有料)
DELFの取得を目指す学生にとっては受験がしやすい環境であり、フランスの大学進学を目指す方にとっても都合のいい環境です。
デメリット
CIREFEの悪い点はないの?
もちろん、デメリットに感じるところもあります。
授業中に積極的に発言する人が一定数いますし、マンツーマンではないので自分の思い通りに授業が進まない場合があります。
「自分のペースに合わせた授業の進め方をして欲しい」「学校の授業だけで十分に語学力を上げたい」という人には、CIREFEは向いていないかもしれません。
週20時間以下の授業では、学校の授業だけで十分に語学力を上げることは難しいかと思います。
逆に自主学習を積極的にする意欲がある人にとっては、自分で学習する時間を確保することができるのでメリットでもあります。
レンヌの楽しみ方・生活のしやすさ
・レンヌってどんなことができるの?
・地方だから交通は不便?すぐに飽きちゃう?
地方都市のため、不便すぎると感じることはあまりないですし、パリと比較したら治安は良く安全に過ごすことができます。
交通手段
パリからのアクセスがよく、TGVでパリのモンパルナス駅から約2時間ほどでレンヌに到着できます。
レンヌ中心街にはメトロ・バスがあるので、移動は容易です。
定期券の購入方法や料金の目安を下記記事で紹介しています。
買い物
中心街には多くのお店やレストランがありますし、「alma」や「Géant」といったショッピングモールにもバスで行くことができるので買い物には困りません。
また、学校の近くにアジアの食材店があるので、日本食を購入できるのが大きなメリットです。海外滞在中、日本食が恋しくなるタイミングは何度か訪れます。
アジア食材店はどんな品揃えであるのかを下記記事で紹介していますので気になる方は参考にしてください。
更に、フランスで2番目に大きいマルシェが土曜日の朝にリス広場で毎週開かれており、新鮮な食材を安く購入することができます。レンヌの観光としても、とても人気なマルシェです。
観光
レンヌには旧市街の街並みが残されており、散策するだけでも楽しめます。
主な観光の楽しみ方としては、タボール公園、聖ピエール大聖堂・美術館・オペラ鑑賞などが挙げられます。
レンヌ空港からイギリスなどの近隣諸国も行くことができます。
食べ物
ブルターニュ地方の名産はバターです。そのため、バターをたっぷり使用したクイニーアマンやガレットブルトンといわれるクッキーが美味しいです。
ガレットやクレープも有名で、レストランで比較的安い値段で味わうことができます。
アクティビティ
CMIというビザの手続きを行う施設で、様々なアクティビティが開催されています。
レンヌの町中案内、オペラや音楽鑑賞、遠足などが有料でも10€程度で開催され、無料で参加できるものもあります。
(アクティビティはCMIのHPから確認できます。HPはこちら)
更に、ブルターニュジャポンという協会が会話カフェのような「おしゃべりクラブ」を開催しており、フランス人と話すことができます。
(ブルターニュジャポンのHPはこちら)
まとめ:レンヌ・CIREFEのメリット
・CIREFEのメリット
⇒ 日本人が少ない
⇒ ディプロマ・資格取得が可能
・レンヌのメリット
⇒ 交通の便が良い
⇒ 買い物に困らない
⇒ 日本食が手に入りやすい
⇒ 観光にスポットが多い
⇒ 格安のアクティビティがある
CIREFEに登録するためには
・レンヌの留学に興味を持った!
・学校に登録するにはどうすればいい?
自分で直接学校に連絡をするか、留学エージェントを通して学校に登録の依頼をすることができます。
どこの留学エージェントを通してもCIREFEに登録できるわけではなく、CIREFEへの申し込みを取り扱っているエージェントに依頼する必要があります!
留学エージェントによって、どこまでサポートしてくれるのか異なりますので、是非様々なところから情報収集してみてください。