留学後の転職でフランス語を活かす仕事を選ばなかった理由

まりん
社会人留学としてフランスへ語学留学をし、帰国して国内で転職活動をした、まりんです。

 

フランス語は就職活動に役立つのか、実体験を元にした記事を先日公開しました。

その記事内で、フランス語を活かせる企業から2社内定をもらったけど結局その2社で働くことを選ばなかったことに触れてきました。

フランス留学行ったのになんでフランス語活かす仕事選ばなかったの?

と、周囲の友人にたくさん聞かれてきたので、このブログでも理由を説明しておきます。

簡潔にいうと、フランス語を活かせるメリット以上にそこで働く上でのデメリットが大きすぎたからです。

本記事では、転職活動で何を重要視していたのかと、2社を断った理由をお話します。

転職活動で重要視していたこと

虫眼鏡を持つ猫のイラスト

今回の転職活動において、フランス語を使用することは最優先事項ではありませんでした。
優先していたことはこの3つです。

・英語を使用できて身につけられる環境
・仕事内容が面白そうか
・働きやすい環境で人が良さそうなところ

グローバルに働きたいと思った時に英語はやっぱり欠かせないですし、個人的に英語は取得しておきたい気持ちがあります。

英語を身につければ将来的にフランス語を活かすチャンスも増えてくると考えたので、フランス語を使用する環境よりも英語を使用しながら習得できる環境のほうが今回は優先でした。

また、いくらフランス語を使用できても、仕事内容がきつかったり、ギスギスした人間関係のところでは働きたくないと思ってました。

そのため、長く働けそうなイメージを入社前から想像できない環境は避けたほうがいいと考えていました。

1. A社を辞退した理由

急いで走る会社員のイラスト(女性)

特定を避けるため詳しい業務内容は書けませんが、仕事自体はとても面白そうでした。
社内でフランス語ができる日本人がいないからこそ、特にフランス語の能力が評価される環境。

しかし、総合的に信用できない会社だと感じたので辞退しました。

選考途中でA社に対する不信感が高まった

■明らかに他の候補者の内定承諾待ちで選考を長引かされていた
選考結果連絡がいつも遅く、面接の日程を複数提示しても一番遅い日程にされていました。
また、求人広告に記載されていた面接回数よりも実際には多く面接を行いました。

■メールの返事が遅い or 返事をくれない
面接の候補日をこちらから提示するも候補日過ぎても返事をくれず、結局また候補日提示し直し、面接日程を後ろ倒しにさせる意図が読み取れました。

「次回の選考の参考にするので質問に答えてください」というメールを受け取り、きちんと答えたにも関わらず、それに対する返信がありませんでした。
そしてメールと同じ質問を次の面接でされ、回答内容が全然活かされていませんでした。

■社長が面接時間に遅刻するも謝罪なし
面接時間を過ぎてから社長が帰社し、その後もしばらく待たされたにも関わらず、特に謝罪なしで面接がスタートしました。

■会社の評価が操作されている
在籍者や退職者が会社の評判を書いているサイトでその会社の評判をみたところ、在籍中の複数人が同じ時期にその会社に最高評価を付けていたので、印象操作を見受けられました。

内定通知後の対応が特にひどかった

■内定通知から入社を決定させるまでの期間が短い
金曜日の夜に内定通知メールが来て「次の月曜日までに入社を決めてください」とのこと。

まりん
会社側は散々選考伸ばしたのに、こちら側には考える余地を与えないんだ...。
入社したとしても、社員のこと大事にしない会社なのでは...?

というのが正直な感想。
また、内定通知といっても給与が簡単にメール本文に記載されているだけで、詳細な雇用条件などは無し。

通常は書類に目を通してから入社意志を決めるものだと認識していたので、この対応は衝撃でした。
実際、他社では正式な雇用条件を記載した書類を見て内容を確認してから考える時間を十分に与えてくれました。


■正式な雇用条件を記載した書類を頼むも塩対応
回答期限日となっていた月曜日に企業に電話をして下記のやりとりをしました。

まりん
内定承諾前に労働条件通知書をいただけませんか?

担当者
通常内定承諾後に書類を郵送で渡しています。
きちんとしたフォーマットで書いているわけでもないので、書類にそんなに大した事書いてないですよ。

まりん
それでもきちんと確認したいので、内定承諾前に労働条件通知書いただきたいです。

担当者

何がそんなに不安なんですか⁉(キレた口調)

面接時点で不信感が増していたのに、この対応で更に「この会社大丈夫??」と不安感が更に増しました。

2. B社を辞退した理由

困った顔で働く会社員のイラスト(男性)

働く環境や人は魅力的だったものの、仕事内容で思い留まることがあったので辞退しました。

新規営業をやるのは理想的では無かった

新規顧客開拓メインの営業で、毎月ノルマ達成のプレッシャーがあるのはしんどそう。

そして、新規開拓のスペシャリストになりたいわけではないので、自分が将来的に身につけたいスキルと業務内容が異なると感じていました。

フランス語を活かせるといっても難易度が高い

担当者
語学力は自分次第で活かせるよ。
フランスの会社に新規営業できるのはすごく強みになると思うよ。

と言ってくれたのですが、日本語でも大変な新規営業をフランス語で行うのはかなり難易度が高い。

そして営業の売上達成のためには、フランス語で営業を行うよりも日本語で営業を行ったほうが効率よくできそう。

もし数字に追われたら私はフランス語を使用しなくなって、結局フランス語を活かせるというメリットは消してしまうと思ったので、入社を決意できませんでした。

会社の対応を見るのは大事

フランス語が使用できること以上に許容できないことがあったので、フランス語を使用できる会社を辞退し、フランス語を使用しないけど魅力的だった他の会社に入社することにしました。

内定辞退前に、A社の話を周囲の人間に相談したら「絶対そんな会社いかないほうがいい」と全員に言われました。

そしてA社に辞退メールを送ったら返信無し。
一方B社には正直に入社を決意できない理由を話したら、「わかりました。もしまた考え直して再度弊社に入社したいと思った時は連絡ください。」と言ってくれました。

いろんな会社を受けながら「これは許容できる」「これは許容できない」という自分の中の基準が見えてくるのもありますが、「こんなにひどい会社がある」「こんないい会社もある」というのもよくわかりました。

転職活動で苦労することもありましたが、結果的には満足して終えることができたので、入社する会社で頑張ろうと思います!

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