2021年11月にDALF C1を受験し、合格しました。
2019年5月受験のDELF B2と2021年11月受験のDALF C1で取得した点数比較してみました。
全体的に点数下がっている中で、なぜ口頭表現が上がったのか、その理由と、私が行ってきた試験対策方法について説明していきます。
ちなみに、DELF B2受験対策はフランス国内で語学学校に通っていたときに行い、DALF C1受験対策は日本国内で会社員として働きながら行いました。
目次
DELF B2取得後に実施したこと
1. 話す機会を積極的に作った
DELF B2受験後も半年間はフランスにおり、受験後3ヶ月間はフルタイムで現地のお土産屋さんで働いていました。接客としてフランス語を話すことはもちろん、同僚とよく話すようにしていたので、そこで話す力が磨かれました。
文章を構築する練習を積み重ねアウトプットすることが、スピーキング力上達に一番重要なことだと実体験からも感じています。
誰かと話すことで練習とアウトプットをしやすいだけであって、フランス人と現地で話すことが一番大切と言いたいわけではありません。日本国内での学習では、オンラインレッスンを活用して会話の機会を創出しました。
2. 話せるようになるための学習に注力した
試験に限らず、特に会話力を改善したいと考えていたため、読解やリスニングなど他の項目の優先度を下げていました。
具体的には、以下のことを行いました。
・自分の身の回りのことを説明する文章を作成し、それを添削してもらって、正しい文章を音読する
・一人で、会話のシチュエーションをイメージして頭の中で作文をする
3. 口頭表現の型とC1で見られるポイントを理解した
DELF/DALFの口頭試験では、意見を述べる際に「型」があります。また、C1レベルに値する文法や表現を取り入れながら話す必要があります。いくらスラスラと話しても、初級レベルの文法事項だけしか使用しないのであれば、いい評価は得られません。
私はそのポイントとなることを、主に書籍やオンラインレッスンを通じて学びました。(オススメの書籍:Le DELF 100% reussite: Livre C1-C2 & CD MP3)
4. 試験本番で悩まないよう、事前に徹底的に効率化した
上記で述べた「型」を理解した後、どんな質問が来ても大丈夫なよう、どんな視点で意見を考えるべきかまとめていました。
また、C1レベルの文法や表現で「この表現は絶対に使う」というものを決めておきました。どんな問いがきても、使える表現やフレーズというものはあります。例えば、subjonctifを理解していることをアピールするために、Il est possible que …という表現を使うと決めておくことです。
試験で評価されるポイントを押さえたうえで、事前にいうべきこと・使うフレーズを決めておくと、当日迷う時間を減らせます。
5. 試験本番で3つの意見を論理的に述べられた
私は「型」に沿って、問いに対して、3つの意見を述べるようにしています。DELF B2では、3つ目の意見を思いつくことができなかっため、試験官からも『よくわからない』と言われてしまいました。
DALF C1ではこれを回避するため、どのような視点で意見を出せばいいのか項目をまとめ、それ元に意見を構築する練習を何度か行いました。
結果、本番では早々に意見をまとめることができ、準備時間1時間の中で『時間が足りない』と思うことなく準備ができました。
すぐに役立つ!DALF C1 口頭表現の対策をまとめた資料
上記で述べたことを、具体的にまとめた資料をご用意しました。(スライド全13ページ)
以下のようなお悩みをお持ちの方に特におすすめです。
・意見を見つけることが苦手
・面接官との討論でどのように答えるとよいかわからない
・DELF B2との違い、C1レベルで使うと良い表現がわからない
どのような視点で意見を考えるとよいのかは、DELF B2を目指す方にとっても使えるものです。公開から2ヵ月で約50名の方にお申込みいただきました!
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◉燃え尽き症候群でフランス語学習をパッタリ辞めてしまいましたが、この春から心機一転で再学習を考え、またマリンさんのブログを拝読し。いつかC1をと思うようになりました。
◉留学したこともなく、日本で自学しているため、C1対策方法を探していた時にこのサイトを知りました。
◉DELFB1に受かって、これからDELFB2の勉強をするところです。B2はとても難しいですが、こちらの資料がとても参考になると思い、申し込み致します。
◉この春B2を受験予定です。