【DELF B1】半年間のフランス留学中にやった勉強内容・勉強法
こんにちは。まりんです。
先日、フランスに留学してからどの程度語学力に変化があったのか記事にまとめました。
今回は、留学中の半年間、どんな勉強をしてきたのかを紹介していきたいと思います。

ちなみに私は、2018年9月~12月の期間、レンヌ第二大学付属の語学学校のDELF B1レベルのクラスで学習していました。
DELF B1の取得に必要な能力を身につけるためのクラスです。

本記事の内容
DELF B1レベルを目指す人・B1以下のレベルの人向け
勉強に使用した教材・サイト
実際にやってみて効果のあった勉強法

文法

語学学校
主に勉強した文法事項
複合過去(Le passé composé)
半過去(L'imparfait)
大過去(Le plus que parfait)
接続法(Le subjonctif)
受動態(Le passif)
関係代名詞(Les pronoms relatifs simples)
条件法(Le conditionnel)
比較級(La comparaison)
ジェロンディフ(Le gérondif
話法(Le discours rapporté
仮説表現(L'expression de l'hypothese)
時間(Le temps)
接続詞(Le mot de liaison)
先生が配布するプリントを使用しながら先生の解説を聴き、問題演習などを行っていました。

主に複合過去と半過去の使い分けと、関係代名詞(特に、≪les livres que j'ai achetés≫のような、主語と動詞を一致させなければいけないルール)をみっちりと教え込まれました。

話法など、特定の文法は1時間だけさらっと説明して終わりというものもありました。

自主学習

留学前に既にGrammaire Progressive Du Francais Niveau Intermediaire をやっていたので、留学中は学校のプリントでしか勉強していません。

文法書本体
解答

事前に自分で文法を勉強していたので、留学中は文法問題演習であまり苦労しませんでした。

 

リスニング

語学学校

週に1~2時間程度、授業でリスニング問題をやりました。

主に、TV5 MONDE (Apprendre le Français)のB1レベルの音声教材が使用されていました。

自主学習

最初はTV5 MONDE (Apprendre le Français)のA2レベルを聴いていましたが、留学2ヵ月経過した辺りから、B1レベルの音声教材をひたすら聴くようにしました。

最初の頃の勉強方法としては、『問題を見ずに聴く⇒問題を見てまた聴く⇒繰り返し聴いて問題を解く⇒スクリプトを見ながら聴く⇒わからない単語の意味を調べる⇒最後は何も見ずに聴く』という方法でやっていました。

毎日やっていたわけではないですが、聴く日は1日に2、3のテーマを選んで、とにかくたくさんの文章を聴くようにしていました。

 

留学5ヵ月目からは、上記の方法に加えてシャドーイングを取り入れるようになりました。
『スクリプトを見ながらシャドーイング⇒音声を聞かずに音読⇒スクリプトを見ずに耳で聴いてシャドーイング』

そのため、1つのテーマを徹底的に聴いています。

シャドーイングする時には、何も考えずにただ読むのではなく、文章構造・文章の意味を理解しながら声に出すように意識しています。

 

また、留学して3ヵ月が経過した頃には、通学中歩きながらJournal en français facileも聴くようになりました。

ただ、周りの雑音で音が聞こえない時や、一度話がわからなくなるとその後何言ってるのかわからなくなるという状況に陥ったので、集中してJournal en français facileを聴いたわけではありません。

文章読解

語学学校

先生が配るプリント、度々あるテストで長文読解問題を解いていました。

授業では文章読解のテクニックを説明することは特になく、ただ問題を解いて答え合わせをするという感じでした。

自主学習

DELF B1試験対策の問題集をひたすら解きました。

 

作文

語学学校

主に半過去・複合過去の使い方をマスターするために、「朝起きてから何をしたか」「バカンスの出来事」等のテーマを与えられ、書いた文章を先生に直してもらっていました。

DELF対策用の文章の書き方は、2時間学んだだけでした。

自主学習

留学2~3ヵ月目には、学校での出来事を日記に書いて、フランス語ネイティブに直してもらっていました。

3ヵ月目の中頃からは、DELFの作文対策に特化した参考書のPREPARER LE DELF B1 & B2を見ながら作文の書き方を学びました。

本に記載されている作文演習のテーマに沿って実際に作文し、フランス語ネイティブに直してもらっていました。

DELF B1の問題集≪Le DELF 100% reussite: Livre B1 & Cd MP3≫≪Reussir le DELF 2010 edition: Livre B1 & CD audio (Livre + CD)≫の作文演習の問題にあるテーマもいくつか選んで作文しました。

 

日記と練習問題合わせて、今までに書いた分量はCampusノート1冊分くらいになります。

 

会話

語学学校

週2時間の授業でした。

写真の状況説明や、ペアの子と一緒に短い物語を考えてみんなに発表するという流れになることが多かったです。

「Je suis d'accord avec toi.」のような決まりきった表現が教えられるので、その表現を授業中に使うように指定されていました。

自主学習

学校の友達やフランス人の彼の家族と話すときに、学校で習った文法を使った文章を積極的に会話で使うように意識しました。

リスニングや長文読解で勉強した表現方法も、会話に取り入れました。

『作文なら正しく書けるけど、会話になると間違えてしまう』という文法表現でも、間違いながらも何度か使ってみると、話すことに慣れていくのを感じます。

 

単語

語学学校

授業で使用するプリントに出てきた単語の意味の説明をフランス語で受けました。

自主学習

留学中、単語帳は一切使用していません。自分で単語帳を作ってもいません。

単語を集中的に覚えるためにやったことは、学校のプリントを見直しただけです。

あとは自主学習として勉強したリスニングのスクリプトや、長文読解でわからない単語に遭遇する度に単語を調べていました。

『単語暗記よりも他のことに時間を費やしたい。何度も遭遇して何度も調べたものなら、そのうち覚えるだろう』という考えの元です。

 

特に効果があったと感じる勉強法

シャドーイング
日記

 

シャドーイングのおかげで、リスニングしながらいくつかの文章の表現方法を習得することができました。

例えば、 『35 % de ces adultes』を耳で聴いて声に出してみようとすると、「%の後は絶対 de が必要なんだな」というように、文章の細かいところまで意識して聴くようになります。

ただ耳で聴いただけでは見落としてしまう部分でも、シャドーイングのおかげで見落とさなくなるので、表現方法の習得に役立ちました。

 

日記を書くときに、単語や表現方法を調べながら書けば語彙力UPに繋がります。

『その日何をしたか・どんな状況だったか・どんな気持ちだったか』を何度か日記を書くことで、頭の中で文章を組み立てるスピードが速くなるので、会話能力の向上にも貢献してると私は実感しています。

また、文章を書けば書くほど、「sのつけ忘れ」「動詞活用」などの小さいミスをすることが減っていきました。

さいごに

留学6ヵ月~9か月目にB2レベルを受講しました。その内容を下記で紹介しています。

 

上記で紹介したDELF B1試験対策問題集の中身の特徴は、下記記事で説明しています。

 

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