・自由な働き方をしたい
・海外でワーケーションしながら働いてみたい
という方に向けた記事です。
意外かもしれませんが、日本の企業に勤めながら、海外からリモートワークをすることは可能です。
海外でリモートワークをする際の選択肢として、フリーランスになる、個人事業主になる、など色々な方法はあるかと思います。ですが、いきなりフリーランスになるのはハードルが高いですよね。また、リモートワークをしやすい職種としてエンジニアが挙げられますが、エンジニアでない場合は、どうすればいいのでしょうか。
選択肢としておすすめなのは、スタートアップで働くことです。
スタートアップは、フレキシブルな働き方やリモートワークができる環境が整っていることが多く、エンジニア以外の職種でも海外からのリモートワークやワーケーションをするチャンスがあります。
私自身は、正社員でスタートアップを現在2社経験しています。職種はマーケターです。1社目では約1ヶ月フランスからリモートワークをした経験があり、2社目でも今年2ヶ月ほどフランスに滞在しながらリモートワークする予定があります。
私以外にも、ワーケーションとして海外から短期間リモートで働いた人や、海外を生活拠点において海外からのリモートワークを基本としている人が身近にいます。
もちろん、会社によって方針が異なることは大前提ではありますが、スタートアップ✖️海外リモートワークは実現可能だということを本記事でご紹介していきます。更に、スタートアップで働くことの魅力をお伝えしつつ、スタートアップ転職を成功させるためのヒントもご紹介します。
スタートアップの特徴とリモートワークとの相性
オンラインコミュニケーションが根付いている
スタートアップは設立間もないため、最新のクラウドツールやチャットの活用が一般的です。フルリモートとまでは行かずとも、オフィスとリモート勤務を組み合わせたハイブリッドワークを取り入れているところも多いです。古い企業だと、紙でのやり取りが主流なところもありますが、新しい会社では紙ベースの業務が少なく、オンラインコミュニケーションが中心です。だからこそ、どこにいても業務がしやすい環境です。
私が現在勤務している企業でも、オフィスとリモート勤務を組み合わせたハイブリッドワークを取り入れています。
フレキシブルな働き方
スタートアップ企業は、伝統的な企業と比べて柔軟な働き方を受け入れる傾向が強いです。成果主義の文化が根付いている場合が多く、個々のライフスタイルに合わせて勤務時間を調整でき、仕事と生活のバランスを取りやすい点が特徴です。もちろん、きちんと業務をこなしていることが前提ではあります。(真面目に仕事していないのに、自分の好き勝手にやっていたらどこの会社でも怒られますよね。)
リモートワークOKの会社で、働く場所の制限をされず、やるべきことをやっていれば、海外から働くことに対して何も文句は言われないです。
海外リモートワークの経験
私の経験を共有しますと、スタートアップ1社目では、約1ヶ月フランスに滞在し、滞在期間中に何度か有給休暇を取得しつつ、平日は基本的に仕事をし、休日にお出かけをするようにしていました。
8時間の時差がありましたが、日本時間に合わせて働いていました。日本時間に合わせて働くよう会社から指示があったわけではなく、日本時間に合わせたほうが自分が仕事を進めやすいと思ったからでして、自分の意志で決めておりました。調整しようと思えば、勤務時間をずらすことは可能でした。
これから予定している約2ヶ月間のフランス滞在では、今度は日本時間に完全に合わせるわけではなく、フランスの時間で過ごしやすいように働く時間をずらそうと考えています。
海外リモートワークのメリット
旅費を抑えられる
一般的な長期休暇に縛られることがないため、観光シーズンを外して旅行ができ、旅費を安く抑えられます。特に平日の航空券はさらに割安で、貯めたマイルを使ってチケットを取りやすいのも魅力です。ちなみに、私はANAのマイルを貯めており、国際線特典航空券で予約をしたころ、観光シーズン外の平日だと空きが結構あり、予約がとりやすかったです。
滞在期間を長く設定できる
通常の長期休暇では1~2週間程度が一般的かもしれませんが、リモートワークであれば業務の調整次第で滞在期間を延ばすことが可能です。長期滞在できる分、現地の様々な食事をじっくり楽しむ機会が増えるなど、より充実した時間を過ごせると感じました。
スタートアップの魅力
詳しくはこちらの記事「年収アップとキャリアアップを両立!スタートアップで働く魅力」で紹介していますが、主に以下の事項が挙げられます。
・年収アップのチャンス
・圧倒的な成長環境でキャリアを強くする
・多様なスキルを身に付けるチャンスがある
・職種をチェンジできる可能性が大手企業よりも高い
・意思決定や事業戦略に直に関われる
スキル・経験を身につけていくと、自分が求める環境で働ける可能性は高まります。
私自身は新卒で入った大手企業よりも、2社目以降のスタートアップの方が圧倒的にスキルが身についたと実感しています。自分で考えて判断して行動することが求められる環境だからこそ、スキルが身につき成長したと感じられることと、圧倒的なスピード感で業務をこなすからこそ多くの経験を得られました。
自分で考えて実行した施策や企画がうまくいったときは嬉しいですし、転職して環境を変えることで、仕事が楽しいと思える瞬間が増えました。
本記事のタイトルは「海外でリモートワークをしたいならスタートアップへの転職がおすすめ」ですが、実は本質的にお伝えしたいのはそこではなく、「自由な働き方を得るためには、スキルを身につけ、経験を積んでいくことが大事で、その選択肢としてスタートアップは良い環境である」ということが、本質的にお伝えしたいことです。(スキルを身につけられる&勤務地を縛られない可能性が高い)
だからこそ、「どこでもやっていけるようなスキルを身につけたい」「もっと自分で色々決めて働きたい」「このままでいいのかな」と思っている方には、スタートアップで働くことを一つの選択肢にすることをおすすめしたいです。
スタートアップ転職を成功するには早々に情報収集をするべき
まずは、求人情報・会社情報を見て、自分が興味を持ちそうかどうか判断するのが一番ライトな始め方です。実態を詳しく知るためには、転職エージェントの方に相談してみたり、カジュアル面談をしてみると良いです。
今すぐに転職する予定がなくとも、事前に少しでも情報を入れておくとイメージがしやすくなり、いざ転職したいとなった時に動きやすいです。
私自身は、フランス留学後の1回目の転職で、留学から帰国する前に転職エージェントに相談していたおかげで、帰国後の面接予定をスムーズに入れられました。また、スタートアップからスタートアップへの2回目の転職も、「転職したい」と思ってサイトに登録したのではなく、いつでも次のキャリアの情報を得られるようにあらかじめ複数のサイトへの登録をしていました。
スタートアップで役に立つ資質・面接で良い印象を持たれること
スタートアップで活躍するためには、以下のスキルとマインドセットがあると良いです。
採用の面接官を担当した経験がありますが、下記のようなマインドセットを持ち合わせている人と一緒に働きたいと思えることが多かったです。
- 柔軟性: 予期せぬ問題が起きた時に即座に対応できる力
- 自主性: 指示を待つのではなく、自ら考え行動する力
- 結果志向: 目標達成に貪欲である姿勢
必ずしも最初から全てを身につけていなければいけないわけでなく、働くうちに後天的に身につけることのできるスキルでもあります。
また面接では、前職の実績はもちろんのこと、「今受けている会社で何を実現したいのか」「なぜ現職ではいけないのか」という転職のストーリーを語ることが重要です。