
どんな順序で話せばいいんだろう。
目次
口頭表現の型と各パートで話すこと
導入・議論・結論の3つに大きく分かれます。
図からは導入パートで一番多く話すように見えますが、実際には導入1分半、議論4分半、結論30秒くらいを目安に私は話していました。
次からの解説では、SNSの危険性を説明したドキュメントを取り扱った場合を例にして具体的に説明していきます。
●導入
ドキュメントの概要紹介
ドキュメントによっては出典と日付が書いていない場合があるので、その場合は何も言及しなくて平気です。
ドキュメントが扱う問題と記事内容紹介
「Ce document traite des dangers des réseaux sociaux. 」のように、deの後に名詞を置きます。
他には、[de l'importance de ~~] [de l'influence de ~~] [de l'impact de ~~ sur l'économie] 等の表現が使いやすいです。
記事の内容紹介は、次の問題定義であげる問題点につなげやすいよう、要約を手短に話します。
問題定義
問題点はドキュメントを読んで自分で見つけなければなりません。自分が意見を考えやすいと思えるような問題点を設定しましょう。[Faut-il ~~~?][Est-il acceptable que ~~~?]が使いやすいです。
今回の解説では、「Faut-il arrêter les reseaux sociaux?」を問題点にし、「やめなくてもいい」という意見を持つ立場にしておきます。
※ただし、導入の段階では、「やめなくてもいい」という明確な意見を表現することは避けます。
議論展開のプラン紹介
各意見の大まかな内容を簡単なワードで置き換えます。
① je parlerai de la simplicité de la communication grâce aux réseaux sociaux.
② je montrerai le rôle des réseaux sociaux lors des catastrophes naturelles.
③ j’expliquerai l'importance des réseaux sociaux.
●議論
意見を述べるときに注意したい点
問題点に対する意見では、例えを入れて説明しなければいけません。
例 ⇒ 昔の友人をFacebookで見つけ、再会することができた
例 ⇒ 日本では地震がよくある。Twitterで助けを求めたおかげで、助けられた人がいるという事例がある
また、自分の意見と反対の立場の考えを考慮することも大切です。
例 ⇒ SNSには嘘の情報もあるので、自分で判断する必要がある
意見の見つけ方
環境と経済と子供への影響、災害、男女の差などを切り口に考えると意見を思いつきやすいです。
そして結果だけでなく、なぜそれが問題となっているのか原因を考えてみることも有効です。
●結論
今まで述べてきた意見のまとめです。ここで、「SNSをやめなくてもいい」という自分の立場を明確にします。
私がよく使っていた方法では、「こういう制限を設ければいい」「ここに注意すればいい」という制限をつけた結論に持っていっていました。
面接官との議論で使える表現
基本的に、面接官は反対意見を言ってきます。そんなとき、相手の意見を一度認めたうえで自分の意見を述べるといいです。
だからといって、SNSだけが悪いというわけではない。
テレビや町中の広告を見ても子供は物を欲しがる。
面接練習をしなくても意見を考える練習は必要
繰り返しになりますが、正しい話し方を学んでしっかり高得点を目指したいという方は、プロの方の授業を受けられることをオススメします。