フランス語の意味「逆・反対・逆さま」の使い分け

まりん
2019年12月現在、レンヌの語学学校のC1クラスで勉強している、まりんです。
私自身がフランス語を勉強する中で習得した使い分けのややこしい表現を例文とともに紹介していきます。
今回は、「逆・反対・逆さま」の使い分けです。

逆・反対・それどころか「l'inverse」

相手の言ったことに反対するとき、何かと比較して反対のときには、「l'inverse」を使用します。

逆だよ!「C'est l'inverse!」

Tu n'aimes pas le chocolat ?
(君はチョコレート嫌い?)

C'est l'inverse ! J'aime le chocolat.
(逆だよ!チョコレート好きだよ)
「C'est l'inverse」の代わりに「Au contraire」も使用できます。

Au contraire ! J'aime le chocolat.
(逆だよ!チョコレート好きだよ)

~とは反対に「à l'inverse de ~」

Je n'aime pas les chats.
(私は猫が好きじゃない)

A l'inverse de toi, j'aime les chats.
(君と反対で、私は猫が好き)
「à l'inverse de」の代わりに「Contrairement à」も使用できます。
Contrairement à toi, j'aime les chats.
(君と反対で、私は猫が好き)

逆さま・逆・反対「à l'envers」

物の位置や順序、表裏などが通常とは反対になっているときに「à l'envers」を使用します。

逆さまだよ!「C'est à l'envers」

C'est à l'envers !
(逆さまだ!)

Cette maison est à l'envers !
(この家、逆さまだ!)

Tu portes ton vêtement à l'envers !
(服を表裏逆に着てるよ)

綴りと発音に注意

「l'inverse」はinで始まり、sを発音します。一方、「à l'envers」はenで始まりsは発音しません。

A l'inverse de「l'inverse」, on ne prononce pas  le「s」de 「l'envers」.
(「l'inverse」とは反対に、「l'envers」は「s」を発音しない)

ややこしいですね。

DELF B1レベルくらいから、何かと比較して意見を述べる能力が必要になってくるので、上記の表現を覚えておくと便利です。

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